大正ロマンや昭和のレトロな雰囲気が好きなので、骨董品を見たり、集めたりするのが好きです。有名な人の高価な作品ではなく、自分で「あ、これいいな」と思って、値段も手頃なものを買い集めています。
骨董品がほしいなと思った時は、だいたい鎌倉へ行きます。骨董品屋というと敷居が高くて入りづらいというイメージがありますが、鎌倉には若い人が経営しているお洒落で入りやすい骨董品屋がいくつかあり、そこを一通り回るのを楽しみにしています。
また個人的に好きなのは「観松斎 飯塚桃葉 東海道五十三次 印籠」です。東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)と呼ばれた、江戸時代における東海道にあった53箇所の宿場を描いた印籠です。
この印籠には53箇所の宿場はすべて描かれてはおらず、実はほかに2つの印籠があり、この印籠と合わせて3つの印籠をすべて揃えると53箇所すべての宿場が揃う、という、なかなかの粋な構想のもとに作成された印籠なのです。
作成者は細工銘で「観松斎」と銘の刻まれている通り、江戸後期1700年代の印籠蒔絵師・飯塚桃葉(いいづかとうよう)で、東京国立博物館にも「鶏蒔絵印籠」、「葦鷺蒔絵印籠」といった彼の作った優れた印籠が保管されています。
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